イタリア&フランス 2005年11月30日〜12月27日
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2005.12.22(木 )
ヴェネチア
ミラノスカラ座
 23日目

1913年ミラノ・スカラ座:昔

2005年ミラノ・スカラ座:今
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指 揮 ダニエル・ハーディング

















指 揮 ダニエル・ハーディング


地下鉄チケット


12月22日(木) 
AM6:00起床 ラジオ体操 AM7:30〜朝食 AM8:45チェックアウト 近くの船着場へ歩く  ヴァポレット料金13.9ユーロ
トランク2個分までとられる、これもいい加減で込んでいたりするとNOチェックだし地元の人など全く乗船料金も支払わなかったりで
イタリアらしいおおらかさ。
AM9:40ベネチア鉄道駅着 ホーム左端にES乗車客専用待合室で列車到着を待つ、暖かく助かる。
AM10:22発ミラノ行き乗車 4人席、在米韓国人ご夫婦と相席アジア人同士いろいろ片言英語で話が弾む。



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 ミラノAndreolahotel


PM19:00スカラ座正門前で開場を待つ次々に高級車が止まり各界著名人だろうか下車する度に周りがざわめくPM19:20門が開き場内に入る。予約のガレリア席は正面左の外側から別に入り口で長い階段を上がり入る。5階前から2列目ほぼ正面席1階のプラテア席は皆フォーマルウェアの紳士淑女の方々 PM20:00〜23:00 途中30分休憩を挟みオペラ『イドメネオ』観劇 さすが本場劇場の雰囲気・歌唱力見事8月杉並でイドメネオは見ていたので筋書きは理解できよかった。
PM23:00〜しばらくのカーテンコール終了後クロークでコートを受取りオペラの余韻を感じながら0時過ぎ地下鉄ドゥオモ駅からミラノセントラル駅〜歩いてホテルへ 無事オペラ鑑賞終了 午前1:00 お風呂入りやすむ



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スカラ座チケット


1900年スカラ座


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2005年12月8日朝刊(ミラノ:Andreolahotel にて)


2005年12月8日朝刊(ミラノ:Andreolahotel にて)


Teatro alla Scala - Idomeneo
 2006年10月28日(土)放映 放映時間 00時30分23秒〜03時18分
収録: 2005年12月7日, ミラノ・スカラ座 (イタリア) ミラノ・スカラ座
歌劇「イドメネオ」 全3幕   ( モーツァルト )
クレタ王イドメネオがトロイとの戦いで死んだと思われていたので、 王子イダマンテは王座に
ついてクレタを治め、トロイとの和平を図ろうとした。 捕らわれの身になっていたトロイの
王女イーリアを解放し、二人は相愛の仲となる。 その一方で、アルゴスの王アガメムノンの
王女エレクトラはイダマンテに恋をしていた。 そこへイドメネオは、海神ネプチューンに、
最初に出会った人間を捧げる約束により命を助けてもらい、 荒海からクレタの浜辺に帰る。
そこで彼が最初に出会ったのは息子イダマンテだった
第1幕, 第2幕 00時30分23秒 〜 02時03分13秒
第3幕 02時07分43秒 〜 03時18分53秒
周知の通り昨シーズン途中でムーティが去りフォンターナも辞任して、リスネル体制になってから、この12月7日のシーズン開幕がスカラ座にとっては本当の再出発になる。演目はモーツァルト《イドメネオ》。2006年の生誕250周年を見据えての選択である。だが最も注目を集めたのは、何と言っても指揮者のダニエル・ハーディングであった。まだ30歳そこそこの若者がスカラ座の開幕の指揮台に立つなどというのは、なんとトスカニーニ(当時31歳)以来だという。それだけでも大いに注目されるのに加えて、昨年のゴタゴタから立ち直ったことを内外に示さなければならない重要な機会とあれば、彼の肩に、いや棒にかかるプレッシャーたるや察して知るべしである。それだけに、本番が近づくにつれて練習にも異様なほどの熱気があったという。しかしそれもただの緊張ではなく、楽員や歌手たちの間には、共に音楽を作る喜びが溢れていたそうだ。つまり、皆がこの若い熱血漢の指揮者を迎えて、スカラ座が新しい歴史を刻み始めたことを感じていたのである。本人も新聞のインタヴューで「若きトスカニーニのようだって? 僕はもっと優しいですよ!」と答えている。

昨年のムーティとの関係が悪化し辞任の原因にもなったオーケストラの楽員たちも、ハーディングには好意を持っているようだ。それは、彼がただ「熱い」だけでなく、その若さにもかかわらず、《イドメネオ》のような複雑なオペラをどのように扱うかについて、はっきりとしたアイディアを持っていることであった。現時点で素晴らしいし、将来大いに期待されるということだ。すでに彼はイタリアのメディアからも「Tシャツで稽古をするマエストロ」として紹介され、それがまた新鮮な印象を与えている。聴衆も、ムーティが去った後の英雄の出現を願望しているのだ。今回の成果を見る限りでは、彼はその資質を十分持ち合わせていると言えよう。序曲が終わった時、その洗練されたヴァイタリティに感心して隣に座っていたイタリア人の友人に「このまま成長すればアバドのようになるぞ」と漏らすと「そりゃそうさ、アバドの弟子だからね」という答。あ、そうだったか、とようやく気づいたのだった。

さてこの《イドメネオ》、物語はそれほど複雑ではないが、音楽的には困難な作品だ。特にイドメネオ役のテノールには大変高度なテクニックが要求される。この難役を演じたスティーヴ・ダヴィスリムは、技術的には不安を感じさせず見事に最後まで歌いきったが、声の質にはやや芯がなく、好みの別れるところだろう。イドメネオの息子イダマンテ役のモニカ・バチェッリは、久しぶりにスカラに登場したのではないか。女声の男役という難しさをうまく克服していた。またその恋人役のカミラ・ティリングは、声はそれほどでもないが、ドラマの中での役割をしっかりと捉えていた。

ということで全てがよかったかというと、残念ながらそうではなく、リュック・ボンディの演出にはブーイングも出た。クレタ島を舞台にした劇は、すべて何もない浜辺で展開し、舞台装置も始めから終わりまでほとんど変化がないので、やはり飽きてしまう。また衣装も現代風というか、1950年代のような、今ひとつはっきりしないデザインである。それでも12分間の拍手があったのは、スターはいないが充実しよくまとまった歌手たちの努力と、ハーディングの魅力ある音楽のお陰であった。「瑞々しい」とか「溌剌とした」といった形容が似合う音楽であった。そのリズム感覚はロックからインスピレーションを受けているという楽員もいるが、まずは好スタートのスカラ座、シーズンの成り行きに注目したい。

歌劇「イドメネオ」 全3幕 ( モーツァルト )
第1幕, 第2幕 :00時30分 〜 02時03分
第3幕 :02時07分 〜 03時18分
イドメネオ (クレタの王) :
スティーヴ・デーヴィスリム
イダマンテ (イドメネオの息子):
モニカ・バチェルリ
イリア (トロイア王の娘) : カミラ・ティリング
エレットラ (アルゴス王の娘) :エンマ・ベル
アルバーチェ (イドメネオの親友) : フランチェスコ・メリ
祭司長 : ロビン・レガーテ
海神の声 エルネスト・パナリエルロ
合 唱 :ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽 :ミラノ・スカラ座管弦楽団
指 揮 :ダニエル・ハーディング
演 出 :リュック・ボンディー



イドメネオ あらすじ
第1幕
舞台はクレタ島。トロイアの王女イリアはクレタに囚われていたが、イドメネオの息子イダマンテを愛していた。しかし、彼女はイダマンテに愛を告げるのをためらう。イダマンテはトロイアの捕虜を解放し、愛を拒絶したイリアに、父親同士が敵なのは自分のせいではないと語る。トロイア人とクレタ人はともに平和が訪れたことを喜ぶが、エレットラはイリアに嫉妬し、捕虜への慈悲を非難する。そこに、王の腹心アルバーチェが、王が帰還中に嵐に会って行方不明になったと伝える。エレットラは、トロイア人のイリアがクレタの女王になるのではないかと恐れ、怒り狂う。

船が難破したあと、海岸でイドメネオは海神ネプチューンへの誓いを思い出す。生き残ることができたら、海岸で最初に会った者を生け贄に捧げると。イダマンテが近づくが、遠くからだったのでイドメネオは誰だか分からなかった。若者が自分の息子だと気付くと、イドメネオはイダマンテに二度と自分に近づくなと命じる。父親から拒絶されて悲嘆にくれたイダマンテは走り去る。船から降りたクレタ人の部下たちは、妻と再会し、ネプチューンに感謝する。


第2幕
王宮でイドメネオから相談を受けたアルバーチェは、イダマンテを追放すれば別の生け贄を供することができるだろうと提案する。イドメネオは、エレットラを伴ってアルゴスに行くようイダマンテに命じる。イリアはイドメネオの優しい言葉に感動し、自分はすべてを失ったのだから、イドメネオを父としクレタを自分の国とすると述べる。イドメネオはイダマンテの追放が自分だけでなくイリアの幸せも失わせると気付く。エレットラはイダマンテとアルゴスに行くことを喜ぶ。

イドメネオはシドンの港でイダマンテに別れを告げ、アルゴスで統治の術を学ぶよう促す。しかし、船が出港する前に突然嵐が発生し、怪物が出現する。怪物がネプチューンの使者だと気付いたイドメネオは、神への誓いを破った償いとして、自分自身を捧げると述べる。


第3幕
王宮の庭で、イリアはそよ風が愛をイダマンテに届けるように願う。イダマンテが現れ、あの怪物と戦いに行かねばならぬと伝える。愛を拒絶される苦しみは死ぬほど辛いと言われ、イリアはついに愛を告白する。イダマンテがイドメネオになぜ自分を遠ざけるのかと尋ねると、イドメネオは立ち去れと答えるのみであった。イリアはエレットラに慰めを求めるが、エレットラは復讐心をつのらせる。アルバーチェが現れ、海神を祭る大司祭に率いられて民衆がイドメネオを求めて騒いでいると伝える。大司祭はネプチューンが送った怪物が破壊を起こしていると伝え、神が求めている生け贄は誰なのかを明かすよう促す。イドメネオは自分の息子が生け贄であると告白し、民衆は恐怖に震える。

寺院の外でイドメネオと大司祭は、神が鎮まるように司祭たちと祈る。そこにアルバーチェがイダマンテが怪物を倒したと伝える。イドメネオがネプチューンのさらなる復讐を恐れると、イダマンテが生け贄の服をまとって現れ、父の苦しみを理解し死ぬ覚悟ができていると語る。苦しみに満ちた惜別のあと、イドメネオは息子を殺そうとする。そこにイリアが乱入し、自分の命を代わりに捧げてくれと頼む。神の声が響き渡る。「愛の神が勝った。イドメネオは退位し、イダマンテが王となりイリアをめとれ」と。全員が安堵するが、エレットラは怒り自分の死を願う。イドメネオはイダマンテとイリアを新しい王とする。民衆は愛と結婚の神をたたえ、二人を祝福し平和を喜ぶ。
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